12日夜の『ニュースキャスター』に出演したTBSの安住紳一郎アナは、ホワイトボードに自ら手書きした地図を持って情報を伝えた。また、これから就寝する視聴者を意識して「時間をまめに刻んで寝起きして情報の確認を」と呼びかけた。
「全国ネットでは台風が通過した地域で見る人、これから接近する地域で見る人など、色々な状況で番組を見ている人がいます。被害の“今”を伝えるだけでなく“今後起こり得る状況”にも目を向けた点で評価できます」(露木氏)
女子アナでは、フジの4年目・永尾亜子アナが、普段より薄いメイクで報じ、「被害地域への配慮が好感を持てた」との声があった。
「そうした配慮は当然のことですが、若手アナは、災害報道の緊迫感や初めて目にする地名が多いことから読み間違えるケースも少なくない中で、よく健闘したと思います」(露木氏)
大先輩の教えを今後の災害報道にも活かしてほしい。
※週刊ポスト2019年11月1日号