ライフ

脂身塊も登場のふるさと納税、粗悪返礼品に騙されない防衛策

ツイッターで公開された脂身たっぷりの肉(現在はアカウントごと削除)

ツイッターで公開された脂身たっぷりの肉(現在はアカウントごと削除)

 高級牛肉を期待して「ふるさと納税」したのに、届いたのは“脂身の塊”だった……この数週間のうちに、そんな「返礼品」を巡るトラブルが続発していた。

 宮崎県美郷町の返礼品「宮崎県産黒毛和牛薄切り800グラム」を巡って10月5日、受け取った都内の男性がツイッターに、パック詰めにされた脂身だらけの肉の写真を公開。美郷町は謝罪に追い込まれた。

 この返礼品を発送した食肉加工業者の広報担当者がこう説明する。

「加工担当者が多くの業務に追われ、商品として誤った状態のものが発送されてしまいました。代替品もしくは返金という形で対応を進めています」

 鹿児島県いちき串木野市の返礼品「鹿児島県産黒毛和牛肩バラ スライス1キロ」でも、「脂身が多い」「発送が遅い」などの苦情が計100件ほど寄せられ、10月10日に市が謝罪した。

 なぜ同じようなトラブルが続くのか。ふるさと納税専門サイト『ふるさと納税ナビ』の内田綾子編集長が指摘する。

「ブームが過熱するなか、限られた人員でふるさと納税を担当している自治体では、どうしても管理が行き届かないケースがあります。一方で業者側も『(返礼品の調達価格は)寄付金の3割』という厳しい規制のなかで、コストを削りながら多くの発注に応えようと無理を重ねる。その歪みが現われたのではないでしょうか」

関連記事

トピックス

還暦を過ぎて息子が誕生した船越英一郎
《ベビーカーで3ショットのパパ姿》船越英一郎の再婚相手・23歳年下の松下萌子が1歳の子ども授かるも「指輪も見せず結婚に沈黙貫いた事情」
NEWSポストセブン
ここ数日、X(旧Twitter)で下着ディズニー」という言葉波紋を呼んでいる
《白シャツも脱いで胸元あらわに》グラビア活動女性の「下着ディズニー」投稿が物議…オリエンタルランドが回答「個別の事象についてお答えしておりません」「公序良俗に反するような服装の場合は入園をお断り」
NEWSポストセブン
志穂美悦子さん
《事実上の別居状態》長渕剛が40歳年下美女と接近も「離婚しない」妻・志穂美悦子の“揺るぎない覚悟と肉体”「パンパンな上腕二頭筋に鋼のような腹筋」「強靭な肉体に健全な精神」 
NEWSポストセブン
「ビッグダディ」こと林下清志さん(60)
《還暦で正社員として転職》ビッグダディがビル清掃バイトを8月末で退職、林下家5人目のコンビニ店員に転身「9月から次男と期間限定同居」のさすらい人生
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された佳子さま(2025年8月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《日帰り弾丸旅行を満喫》佳子さま、大阪・関西万博を初訪問 輪島塗の地球儀をご覧になった際には被災した職人に気遣われる場面も 
女性セブン
鷲谷は田中のメジャーでの活躍を目の当たりにして、自身もメジャー挑戦を決意した
【日米通算200勝に王手】巨人・田中将大より“一足先にメジャー挑戦”した駒大苫小牧の同級生が贈るエール「やっぱり将大はすごいです。孤高の存在です」
NEWSポストセブン
侵入したクマ
《都内を襲うクマ被害》「筋肉が凄い、犬と全然違う」駐車場で目撃した“疾走する熊の恐怖”、行政は「檻を2基設置、駆除などを視野に対応」
NEWSポストセブン
山田和利・裕貴父子
山田裕貴の父、元中日・山田和利さんが死去 元同僚が明かす「息子のことを周囲に自慢して回らなかった理由」 口数が少なく「真面目で群れない人だった」の人物評
NEWSポストセブン
8月27日早朝、谷本将志容疑者の居室で家宅捜索が行われた(右:共同通信)
《4畳半の居室に“2柱の位牌”》「300万円の自己破産を手伝った」谷本将司容疑者の勤務先社長が明かしていた“不可解な素顔”「飲みに行っても1次会で帰るタイプ」
NEWSポストセブン
国内未承認の危険ドラッグ「エトミデート」が沖縄で蔓延している(時事通信フォト/TikTokより)
《沖縄で広がる“ゾンビタバコ”》「うつろな目、手足は痙攣し、奇声を上げ…」指定薬物「エトミデート」が若者に蔓延する深刻な実態「バイ(売買)の話が不良連中に回っていた」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
【美しい!と称賛】佳子さま “3着目のドットワンピ”に絶賛の声 モード誌スタイリストが解説「セブンティーズな着こなしで、万博と皇室の“歴史”を表現されたのでは」
NEWSポストセブン
騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン