◆ウニ、イクラ、キャビアの贅沢三昧
『十番右京』(麻布十番)贅沢!海の宝石 おちょこ丼3個セット
麻布十番の予約困難な居酒屋「十番右京」。約100品の料理と約250種類の和酒がそろう。なかでも日本酒は常時80種類と充実。気軽に飲めていろんな料理を楽しめるうえ、〆のご飯も充実しているとあって、著名人も多く訪れる有名店だ。
名物はすりおろしたトリュフが贅沢にのった「トリュフたまごかけご飯」だが、ウニ、イクラ、キャビアを同時に楽しめる「おちょこ丼」も人気だ。北海道産の塩イクラとウニ、イタリア産のキャビアの高級食材を少しずつ味わえるのがうれしい。ボリュームはそれぞれ大きめの握り寿司ほどで、酒の肴にぴったりだ。
【十番右京】住所:東京都港区麻布十番2-8-8
営業時間:月~木17時~翌2時、金・土・祝前日17時~翌4時、日17時~23時半※翌日が祝日の場合は日曜も祝前日営業。翌日の祝日は23時半までの営業。食材がなくなり次第、閉店することもある
休:年末年始
◆創業98年の名店が焼き上げた珠玉の焼鳥丼
『伊勢廣』京橋本店(京橋) 焼鳥5本丼
映画監督の小津安二郎がこよなく愛した焼鳥専門店の老舗。1921年の創業当初から鶏肉をはじめ、すべての食材を吟味してきた。ランチの名物「焼鳥5本丼」は、ディナーで人気の5串をセレクト。中でも人気の高いのは、余計なつなぎは一切使わず、鶏肉の旨味を存分に味わえる「団子」。麻の実が織りなすプチプチとした食感が堪らない。
もちろん戦後から継ぎ足してきた秘伝のタレが味を引き立てる「もも肉」、おろしたてのワサビを添えた「ささみ」、絶妙な焼き加減で噛むごとに旨味が口の中に広がる「皮身」、臭みのないしっとりとした「レバー」、いずれも姥目樫備長炭でじっくりと焼き上げた珠玉の焼鳥ばかりだ。
【『伊勢廣』京橋本店】住所:東京都中央区京橋1-5-4
営業時間:月~土11時半~14時、16時半~21時(土のみ~20時半)
休:日・祝
◆撮影/岩本 朗、中庭愉生、内海裕之 取材・文/戸田梨恵、上田千春、小野雅彦
※週刊ポスト2019年11月8・15日号