沖縄県の玉城デニー知事(時事通信フォト)
6日には小渕優子衆議院議員を会長とする自民党の沖縄振興調査会の一行が沖縄を訪れ、火災現場を視察。その後、地元経済界から早期再建への協力を求める要請が行なわれた。
「自民党が主導権を握ろうとする背景には、国が進める米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に反対姿勢を崩さないデニー知事に手柄を取らせたくないという考えもあるのだろう」(全国紙記者)
沖縄の象徴たる首里城の再建について、地元経済界の関係者はこう指摘する。
「首里城の再建を制した者が、今後の沖縄を制する」
再建の裏側で、権力者の暗闘が始まっている。
※週刊ポスト2019年11月22日号
