■2002年
2002年は「タマちゃん」と「W杯(中津江村)」が年間大賞に。授賞式には、鶴啓二郎氏(真珠夫人)、齋藤孝氏(声に出して読みたい日本語)、串岡弘昭氏(内部告発)、黒住祐子氏と佐々木裕司氏(タマちゃん)、坂本休(W杯[中津江村])、松井秀喜氏(GODZILLA)、佐々木憲昭氏(ムネオハウス)、藤本信一郎氏(ベッカム様)が受賞者として出席した。
【タマちゃん】
タマちゃんの名付け親となった黒住祐子さん
8月に多摩川の丸子橋付近にオスのアゴヒゲアザラシが出没。その動向は連日報道され「タマちゃん」の愛称とともに多くの人の関心を引きブームとなった。翌年横浜市西区より特別住民票を与えられた。2004年4月を最後に消息は不明。
FNNスーパーニュースでリポーターをつとめていた、タレントの黒住祐子さんがタマちゃんを追った日々を振り返った。
「視聴者から『多摩川にアザラシらしきものがいる』という情報があり、現地に行ったところ、近所の保育園の子供たちが見に来ていて『アザラシちゃーん』と呼んでいたので、『じゃあ、みんなでお名前を付けよう』と一緒に考え『多摩川だからタマちゃんにしよう!』となりました。
その年の暮れに命名者として『流行語大賞』の授賞式に参加させていただきました。暗いニュースが多かったその年に『タマちゃん』という明るいニュースが流行語に選ばれてとても光栄でした。
今でも多摩川を見ると『タマちゃんはいないかな?』とふと探してしまいます。どこかで元気にしていてくれたら嬉しいです」