国際情報

池上彰 1年に2度イギリスを訪れて見えた「EU離脱騒動疲れ」

池上彰氏の解説

 そもそも、どうしてイギリスは「EU離脱をめぐる国民投票」を実施することになったのでしょう? また、それ以前に、イギリスはどういういきさつでEU(当時はEC)の仲間入りをしたのでしょう? さらに言えば、もとよりイギリスはヨーロッパなのでしょうか? イギリスとEUをめぐる問題からはそういった疑問も湧いてきます。これらについては、私の書籍シリーズ『池上彰の世界の見方』の9冊目「イギリスとEU」でも触れていますが、イギリスのEU離脱がなぜ泥沼に陥ったのかは、興味深い問題です。

 日本にも皇室があったり、イギリスと同じ島国だったり、また明治期、近代日本の仕組みをつくるなかではイギリスの政治をお手本としました。イギリスは日本人にとって馴染み深い国ですが、EU離脱のような問題が起きて改めて見てみると、実は知らないことも多いのに気づくのではないでしょうか。

◆池上彰(ジャーナリスト)

【プロフィール】いけがみ・あきら/1950年長野生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年にNHK入局。報道局社会部記者などを経て、1994年4月から11年間にわたり『週刊こどもニュース』のお父さん役を務め、わかりやすい解説で人気を集める。2005年にNHKを退職し、フリージャーナリストに。名城大学教授、東京工業大学特命教授。愛知学院大学、立教大学、信州大学、日本大学、順天堂大学、東京大学、関西学院大学などでも講義する。主な著書に『そうだったのか!現代史』『伝える力』『知らないと恥をかく世界の大問題』など。近著に『池上彰の世界の見方 イギリスとEU』がある。

関連記事

トピックス