スポーツ

モデル体型の女子プロゴルファーのドライバーはなぜ飛ぶのか

新世代の飛ばし屋の松田鈴英はなぜ飛ばせるのか(写真/Getty Images)

 鈴木愛(25)が賞金女王に輝いた今年の女子ゴルフ。渋野日向子(21)はドローボールと強気のパット、攻撃的なゴルフでツアーを盛り上げた。今年の女子ゴルフ界は渋野、鈴木以外にも、“黄金世代”を中心に個性豊かな才能が花開いた1年だった。

 今季のドラコン女王は穴井詩(32)だが、3位の松田鈴英(21)、4位の原英莉花(20)ら細身ながら平均飛距離が250ヤードを超える「新世代の飛ばし屋」が存在感を見せた。

 今季初勝利をあげた原はジャンボ尾崎の愛弟子だ。173cmの長身を活かした豪快なスイングが魅力だが、フェアウェーキープ率を加味した「トータルドライビング」でも日本人トップ(全体3位)と、正確さを兼ね備える。“モデル体型”の彼女たちのドライバーは、なぜそんなに飛ぶのか。クラブデザイナーの松尾好員氏が解説する。

「彼女たちのヘッドスピードはアマチュアの男性ゴルファーとほとんど変わりません。それなのに飛ばせるのは、圧倒的にミート率がいいから。ヘッドの芯でボールを捉えられているので、飛距離が出る上に、弾道は真っ直ぐでフェアウェーを外さない。

 ただ、女子プロのツアーの時は、ゴルフ場がフェアウェーの芝を普段の半分くらいの高さまで刈り込んでいるので、それだけで10ヤードは飛距離が変わる。数字だけを自分と比べて悲観する必要はありません」

“女子プロに飛距離で負けたくない”と力んで振っても、ミート率が下がって悲惨な結果になるだけなのだ。

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン