スポーツ

中学通算26本 15歳の最強スラッガー・海老根優大の実力

◆父は現役競輪S級選手、母は元陸上選手

 彼がプレーする姿を初めて見たのは、今年5月に開催されたボーイズリーグの代表選手を選考するトライアウトだった。目を奪われたのは、中学生離れした分厚い肉体で、とりわけ丸太のような太ももだった。

 この恵まれた肉体は、両親のDNAによるところもあるだろう。海老根の父・恵太さんは現役の競輪S級の選手であり、母のさおりさんも元陸上選手だ。

 トライアウトを訪れていた恵太さんに、注目を集める長男について話を聞いた。

「たいした実力でもないのに、過大評価されていますよね。相手ピッチャーが警戒して勝負を避けることもあって、変な球に手を出して打ち損じることも多い。まだまだ実力不足です。これからの野球人生に関しては、本人がやりたいところでやらせたいと考えています。自分で選んだ道なら、苦しくても頑張れるだろう、と。とにかく野球選手として、肩もあって、走れて、力もあって、そうした基礎的な部分が高いレベルにあって、何でもできる野球選手を目指して欲しい」

 同じアスリートとして、トレーニングを指導することもある。「野球を職業にしていく=プロ野球選手になる」ことは、プロアスリートの先輩として心配もある。

「プロの世界が甘い世界ではないということは、本人もわかっていると思います。競技こそ違いますが、私も現役を続けていてケガも絶えないし、骨折して家に帰ってくることもある。そんな姿を彼は見ていますからね……」

 アジアチャレンジマッチの直前、海老根は同じユニフォームを着てフル代表が戦ったプレミア12の試合もほとんど球場で観戦したという。海老根が憧れるのは同代表で「4番・中堅」を任され、日本の世界一に貢献した広島の鈴木誠也だ。

関連記事

トピックス

2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト