賞金女王の鈴木愛(時事通信フォト)
来季はこの2人が、東京五輪代表を争うことになる。出場枠は原則として世界ランク上位から各国2人まで。現在、日本人トップは世界ランク5位の畑岡奈紗(20)で、同11位に渋野、同16位に鈴木と続く(2019年12月24日時点)。
「15位以内の選手はひとつの国から4人まで出場が認められるので、3人揃って出場の可能性も残されていますが、基本的には渋野と鈴木がラスト1枠を争う。
オフの出演オファーがないぶん、鈴木は早々に練習を再開。思い出されるのは、かつて岡本綾子さんや清元登子さんがオフに弟子のバラエティ番組出演を許さなかったこと。“オフで体が緩むと戻すのに半年かかる”という考えです。その教えに従った清元さんの一番弟子・不動裕理は6年連続賞金女王になった」(同前)
オフの違いが来季にどう影響するか。戦いはすでに始まっている。
※週刊ポスト2020年1月17・24日号