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2020.01.26 16:00  NEWSポストセブン

松木安太郎氏ほど審判と戦う解説者はいない 研究家が分析

 後半45分、日本がコーナーキックを獲得。MF杉岡大暉が蹴るも、エリア内でDF町田浩樹がファールを取られる。すると、松木氏の怒りが爆発した。

「ファールかあ、今の~!? もう全部ファールじゃないように見えるの、全部取られてるような感じだよ、俺はな! 今日! マジで」

 日本に不利な判定ばかりだと思った松木氏は「もう全部ファールじゃないように見えるの、全部取られてるような感じだよ」と不満をぶちまけた後、「俺はな!」とあくまで自分の見解だと発表した。

 日本チームが審判に文句を言いたくても、プレー中に猛抗議はできない。その気持ちを代弁しつつ、「俺はな!」と発言の責任は全て自分にあると示した。選手を思いやり、身を挺して日本代表を擁護する。こんな解説者が他にいるだろうか。

 後半の松木氏は「納得」2回、「不満」6回、「移譲」0回。丁寧語使用は1回。前後半を合わせて、松木氏が審判の判定に言及した17回の内訳は、「納得」3回、「不満」13回、「移譲」1回。丁寧語使用は5回だった。

 結局、「日本×カタール」は1対1の引き分けに。試合終了直後の「Yahoo!リアルタイム検索」で話題の検索キーワードは、1位 「VAR」、2位「レッドカード」、3位「松木」、4位「審判」と日本代表メンバーを抑えて、松木氏がベスト3入りした。

 ピッチ上の選手や森保一監督以上に、松木氏が戦っていた――視聴者がそう感じ取った結果といったら言い過ぎだろうか。……たしかに言い過ぎかもしれない。

 それでも、これだけは言える。アディショナルタイムを含めた99分間、松木安太郎氏は全力で日本を鼓舞した。この戦う姿勢を、私は生涯忘れない。

◆文/岡野誠:ライター・松木安太郎研究家。著書に『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)。同書では、1998年フランスW杯直前にメンバー落ちした三浦知良の帰国後、親友の田原がどう接したかなども明かしている。2月8日13時半から、大阪・ロフトプラスワンウエストで元CHA-CHA木野正人とトークショーを開催予定。

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