「ミスタードラゴンズ」は1月17日に急逝(時事通信フォト)
金田:今の若い選手をどう思う?
高木:“読み”と“駆け引き”がわかってないので、いつまでも好投手のウイニングショットが打てない。昔は球種の探り合いや捕手のささやき戦術など、とにかく野球が面白かった。
もうひとつは“プロフェッショナルであること”を肝に銘じてほしい。ファンが球場に足を運ぶのは、「この選手のプレーが見たい」と思うからです。普通のプレーで大喝采を浴びる長嶋さんには、そうさせるプロの雰囲気があった。
ファンをわくわくさせるプレーや雰囲気が今のプロ野球にあるのか、考えてもらいたいですね。
──金田・高木両氏の言葉は現役選手に届くか。
※週刊ポスト2020年2月7日号