ライフ

様変わりする資格・検定事情 趣味系や小学生の受験も増加

さまざまな検定がある(イラスト/田中斉)

 一昔前は資格や検定といえば、簿記や宅建といった仕事のために取るものが中心だったが、ここ10年で大きく様変わりした、とAll About資格ガイドの鈴木秀明さんは言う。

「2004~2006年頃から京都検定のようなご当地検定がブームとなり、以降、食に関する検定やスポーツ、動物、漫画、キャラクターなどにまつわる検定も登場し、それまで堅いイメージだったのが、とっつきやすく、趣味の幅を広げるものになってきました」(鈴木さん・以下同)

 そのため大人だけでなく、小学生でも資格や検定をどんどん受けるようになっている。

「試験によってはクイズ感覚で解ける問題もありますし、資格・検定を取ったことで自信にもつながります。子供は特に学校で学んだ知識が生かせることもあるので、勉強への意欲が高まるようです」

 それに、学校の試験と違って、満点を目指す必要はない。

「多くのものが、●●点以上で合格というボーダーラインがあります。例えば、60点以上が合格点であれば、5問中3問解ければいい。解けそうなものを絞り込んで勉強すれば合格しやすくなります」

 勉強のポイントは、テキストをただ読むのではなく、ひたすら過去の問題を解くこと。

「問題を解くことで、“こんな用語が出てくる、こんな勉強が必要だ”と傾向がつかめるようになります。問題を解いたあとでテキストを読んだ方が頭に入りやすいのです」

 まずは初級から始め、興味が出てくれば、さらに上を目指せばいい。まずはチャレンジすることから始めよう。

◆資格と検定の違いは?

 資格は、運転免許のように、それを持っていることでその行為が許可されるものが多い。検定は、特定の分野の知識をはかるテストとしてイメージされるものが多い。

「でも、実ははっきりと定義や区別されておらず、いずれも実社会で役立つものとして存在しています」(鈴木さん)

◆海外の資格・検定は?

関連キーワード

関連記事

トピックス

問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
新聞・テレビにとってなぜ「高市政権ができない」ほうが有り難いのか(時事通信フォト)
《自民党総裁選の予測も大外れ》解散風を煽り「自民苦戦」を書き立てる新聞・テレビから透けて見える“高市政権では政権中枢に食い込めない”メディアの事情
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン
女性初の自民党総裁に就いた高市早苗氏(時事通信フォト)
《高市早苗氏、自民党総裁選での逆転劇》麻生氏の心変わりの理由は“党員票”と舛添要一氏が指摘「党員の意見を最優先することがもっとも無難で納得できる理由になる」 
女性セブン
出廷した水原一平被告(共同通信フォト)
《水原一平を待ち続ける》最愛の妻・Aさんが“引っ越し”、夫婦で住んでいた「プール付きマンション」を解約…「一平さんしか家族がいない」明かされていた一途な思い
NEWSポストセブン
公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
巨人を引退した長野久義、妻でテレビ朝日アナウンサーの下平さやか(左・時事通信フォト)
《結婚10年目に引退》巨人・長野久義、12歳年上妻のテレ朝・下平さやかアナが明かしていた夫への“不満” 「写真を断られて」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 電撃解散なら「高市自民240議席の激勝」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 電撃解散なら「高市自民240議席の激勝」ほか
NEWSポストセブン