SMAPでの公演以来、5年ぶりのライブ
「木村さんは解散時に、SMAPのファンに対して直接、感謝をしないまま来てしまったことを悔やんでいた。最後まで25周年ライブにこだわっていましたから…。ファンも消化不良だと思いますが、木村さん本人も消化不良なのです。SMAP時代の曲を自分だけが歌うことによって悪者になるのは構わないけれど、これまで支えてくれたファンにメッセージを直接伝えたいという思いをずっと持っていたんです」(芸能ジャーナリスト)
そして、ライブをやるにあたってもう1つ、木村には強く願っていたことがあった。
「それは『夜空ノムコウ』を歌うことでした。『夜空ノムコウ』の歌詞は、思い通りにいかないこともあるけれど、それでも前に進んでいこうというもの。SMAP解散後の苦悩を彷彿とさせますが、それでも、やはりこの曲でこれまでの感謝と、これからの活躍の約束をしたいと思ったのでしょう」(前出・芸能ジャーナリスト)
SMAP時代の曲を歌うかどうか、周囲も気にしていた。
「主演ドラマでの打ち上げでカラオケに行った時に一度『セロリ』を歌ったところを聴いたことがありました。共演者やスタッフはもちろん大喜び。その場にいた人たちは、ライブで聴きたいと口を揃えて言いましたが、本人は苦笑い。ハードルは高いと思っていましたが、今回、歌ってくれてうれしい」(前出・テレビ局関係者)
木村の歌声、パフォーマンスは音楽業界の中でも評価は高い。しかしそれでも5年以上「歌の現場」を離れていたことはかなりのプレッシャーとしてのしかかっていた。
「連ドラもスペシャルドラマの撮影も重なり、多忙という言葉では片づけられないほど忙しかったですが、やるからには、ファンが納得するものにしたいという気持ちが木村さんには強く、稽古場で繰り返し練習していました。その稽古場にたまたま訪れた滝沢秀明さん(37才)が、あまりの熱量に圧倒されたほどだったとか」(音楽関係者)
後ろ姿もキマッてる
※女性セブン2020年2月27日号
開演5分前に駆け込んだ明石家さんま