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2020.02.24 16:00  週刊ポスト

年を取ったら「二度と会わない」人の名刺は迷わず廃棄すべき

名刺はさっさと処分しよう

 近年、LINE交換やSNSの友達申請をする中高年が増えた。だが、『精神科医が教える60歳からの人生を楽しむ孤独力』の著者で精神科医の保坂隆氏は、「知り合いを減らすべき」と指摘する。

「『孤独な年寄り』になることを怖れるあまり、シニアになってから友達作りに励む人がいますが、頑張ってしようとすればするほど人は遠ざかっていくものです。

 むしろ定年退職後はLINEやアドレス帳の連絡先を減らして、『二度と会わないだろう』と思った人の名刺は迷わず廃棄することを勧めます。本当に交流のある人との付き合いだけ残せばいいのです」

 それでも、「老後に友人を減らしても本当に大丈夫なのか」と心配する人はいるかもしれない。

 つじかわ耳鼻咽喉科の辻川覚志院長は2012~2014年にかけて、60歳以上の男女約1000人に聞き取り調査した。その結果、友達付き合いをしていても幸福度はアップしなかったという。

「友人とはいえ所詮は他人なので、人間関係が煩わしくて幸福度が下がるという人が想像以上に多かった。友達に気を遣って自らの気持ちを抑えなければならない状況が続くと幸福度は下がります。

 一方で友達がいなくても寂しくなく、十分に幸福な高齢者がいる。世間が考えるほど、独居高齢者は孤独ではないということでしょう」(辻川院長)

 友との終わりが、新たな幸せを招くこともある。

※週刊ポスト2020年2月28日・3月6日号

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