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DeNA・浜口遥大に聞く「自分の勝ち星を消されたらどう思う?」

チェンジアップが持ち味の浜口遥大選手(時事通信フォト)

チェンジアップが持ち味の浜口遥大選手(時事通信フォト)

 この3月16日に25歳の誕生日を迎えた横浜DeNAベイスターズの若き左腕・浜口遥大選手。2016年、ドラフト1位で入団して今年で4シーズン目となる。速いストレートとチェンジアップが持ち味の彼は、投手なら気になる「防御率」「勝ち星」についてどう考えているのか。コミック誌・ビッグコミックスペリオールで新連載『ハーラーダービー』をスタートさせる原作の森高夕次氏が迫った。

◆野球に“試合の流れ”は本当にあるか

森高:野球の試合の流れって不思議じゃないですか? 例えば試合で全然点が入らない状態だったのに、どちらかに点が入ったら一気に両チームで点を奪い合うとか。そういった「流れ」を投手がコントロール出来るのか?というテーマの漫画を描きたいんです。
浜口:あ~なるほど。
森高:“試合の流れ”って本当にあると思いますか?
浜口:僕はあると思います。点が入った瞬間に急に両チームで点の奪い合いなんかは特に(笑)。終盤に行けば行くほど“流れ”が動くイメージがありますね。
森高:もし浜口さんが先発完投するとして、7回と9回だと、どちらが辛いですか?
浜口:まず7回くらいで球数を意識しますね。例えば、90球くらいだったら「うまくいけば9回まで行けるかな?」とか。あと「残り3イニングで今このバッターを抑えたらもう対戦しなくて済むな」とか……そういう色んな感情が出て来て、自分で勝手に苦しくなったりするんです。そこを乗り切れば意外と9回は楽に投げられるというか……やっぱり7~8回が一番しんどいですね。

対談後、笑顔で握手する浜口選手と森高氏

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