芸能

小池栄子がドラマにCMに引っ張りだこな理由 背景に人間力も

『グッドバイ~嘘から始まる人生喜劇~』の舞台挨拶に登場(撮影/平野哲郎)

 女優やタレントの中で「昔グラビアもやっていた」というケースは少なくない。しかし、グラビアアイドルとして栄華を極め、その後女優としても大成功した例となると、名前が挙がるのは小池栄子しかいないのではないだろうか。

 4月12日にスタートする日本テレビ系新ドラマ『美食探偵 明智五郎』に中村倫也の相手役として出演。現在公開中の映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(成島出監督)では俳優の大泉洋とともに主演を務めた。

 同映画は、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチが太宰治の未完の遺作『グッド・バイ』を戯曲化し、2015年に上演した舞台が原作。小池が演じた永井キヌ子という役は、同舞台で読売演劇大賞の最優秀女優賞に輝いた当たり役だ。同舞台を見た成島監督が、すぐに小池に「小池さん主役で映画を撮りたい」と連絡してきたそうだ。

 小池の女優としての評価は高い。『接吻』(2008年)で毎日映画コンクールの主演女優賞や日本映画批評家大賞主演女優賞を受賞すると、成島出監督の映画『八日目の蝉』(2011年)では日本アカデミー賞優秀助演女優賞を獲得。

 演劇では前述の読売演劇大賞最優秀女優賞を獲得し、テレビドラマでは『世界一難しい恋』『母になる』で新聞や雑誌によるアワードに輝いている。昨年も生田斗真の姉、安田顕の妻として彼らと丁々発止のやり取りを見せたドラマ『俺の話は長い』が大好評だった。主役からバイプレーヤーまでこなす実力派女優の地位を確固たるものにしたといっていいだろう。

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