東京六大学野球でも盛り上がる「早慶戦」(時事通信フォト)

東京六大学野球でも盛り上がる「早慶戦」(時事通信フォト)

 慶應義塾大のトップは「開成」で昨年より21人合格者が減って160人。「開成」は首都圏の人気大学の東大、早慶すべてで合格者数トップとなった。学部別では理工、環境情報の2学部でトップだ。2位は「聖光学院」で昨年と変わらず137人で、学部別では経済と商学部でトップだった。

 3位は「浅野(神奈川)」の126人で、昨年に比べて47人減。隔年で増えたり減ったりしているが、一昨年の合格者数とほぼ同じだ。4位は「渋谷教育学園幕張」、5位は公立トップの「日比谷」、以下、「海城(東京)」、「麻布(東京)」、女子校トップの「豊島岡女子学園」。上位では昨年より合格者を減らしているところが目立ち、10位の「市川(千葉)」が昨年より27人、同じく10位の「桜蔭」が17人合格者を増やした。

 慶應義塾大の他学部の合格者トップを見ると、文学部が「洗足学園(神奈川)」、法学部と総合政策学部が「頌栄女子学院」、医学部が「桜蔭」、薬学部が「豊島岡女子学園」で、すべて女子校だった。看護医療学部も「宇都宮女子(栃木)」など6校が3人合格で並んでいるが、そのうち3校が女子校だ。全体の合格者数では男子校が強いが、各学部トップでは女子校が強いのが今年の特徴だ。

 早慶合格者数合計で昨年と比べて伸びている学校を見ると、トップは「市川」と「国立」の46人増。「市川」は元は男子校の中高一貫校だったが、2003年に中学を共学にして実績がさらに伸びた。今年も東大に14人、京大に3人合格している。

 この2校に続くのが、45人増の「逗子開成(神奈川)」だ。明治時代に東京の開成中の分校としてスタートしたが、その後、独立した創立120年近い男子の中高一貫校だ。学校が逗子海岸に面しており、中学1~3年にヨットの帆走実習があることでも知られる。実績も伸びており、今年は東大に9人、京大に2人合格している。

 さらに、5年前と比べて伸びている学校を見てみよう。「栄東」が110人から191人へ81人増。「栄東」は共学の中高一貫校で、中学入試では今年も志願者が1万人を超える人気校だ。埼玉の学校は1月10日から中学入試が始まるため、2月1日から始まる東京や神奈川の受験生の試し受験で狙われる。埼玉での中学受験熱の高まりもある。東大クラスの募集の人気も高く、実績も年々伸びている。

 次に伸びたのは「東京都市大付(東京)」の65人増だ。「東京都市大付」は男子校で、高校募集を行わない完全中高一貫校。中学入試では東京トップの志願者数で人気が高く、実績も伸びている。5位ながら早慶の合格者が増えているのが神奈川の「南」だ。公立の中高一貫校に変わり、一昨年初めて卒業生が出た。高校だけの時代に比べ、実績が大きく伸びている。今年も東大に7人が合格した。

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