芸能

高知東生の壮絶半生 “父”は「有名な任侠」実母は愛人で自殺

壮絶な生い立ちを明かす高知東生(撮影/浅野剛)

 あの日から5年。不倫相手との密会だけでなく、同時にドラッグでも逮捕されるという“二重の罪”で、世間から姿を消した高知東生(たかち・のぼる55才)。当時は、華やかな人生が急転したかのように報じられたが、彼に言わせれば「因果応報」。これまでひた隠しにしてきた「壮絶なルーツ」を語り尽くす──。

「生き直したい」。高知東生は現在の心境をこう口にした。

 2016年6月、高知は愛人とホテルにいるところを、覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反の容疑で逮捕された。懲役2年、執行猶予4年。今年9月には、その執行猶予が明ける。

 新たな人生を歩むにあたり、自ら犯した過ちと向き合う日々。「言い訳にするつもりはない」と前置きした上で、「生い立ちが、薬物に溺れた要因の1つ」と振り返る。

 これまで高知は、自身の生い立ちを隠し続けていた。いや、隠さなければならなかった。自ら明かしたその過去は、壮絶だった──。

 高知は高知県高知市で幼少期を送っている。物心ついた頃から両親はおらず、祖母に育てられた。

「祖母と叔父夫婦の家で暮らしていたのですが、家族の輪に入れてもらえなくて、誕生日ケーキや豪華な食事はおれだけ食べさせてもらえないこともあった。子供心ながらに、つらかったですね。祖母からは“あんたは犬と一緒に箱に入れられて、鏡川(高知市内を流れる川)に捨てられていた”と聞かされていました」(高知、以下「」内同)

 だが小学4年生のとき、突然祖母から、「あんたにとって大切なおばさんを紹介する」と切り出された。

「あの日の光景は独特で、忘れもしません。祖母に連れられて家の外に出ると、真っ黒な車が数台並んでいた。車からスーツを着込んだ男性数人が出て来て、後部座席のドアに日傘をサッとかかげたんです。降りてきたのは、和服姿の女性でした」

 この“おばさん”は、たびたび会いに来ては、野球のグローブやスパイクなど、高知が欲しがるものを気前よく買い与えた。ほどなくして、彼女が母だと祖母から知らされ、2人で一緒に暮らすことになったという。

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン