国内

新型コロナでオンライン化が進む学習塾 ZOOM利用の自学室も

「ZOOM自学室」では、リアルタイムで不明点を質問できる

 多方面に様々な影響を及ぼしている新型コロナウイルスの感染拡大。その嵐は塾業界にも吹き荒れている。経済産業省からの授業自粛要請を受け、3月から休校措置を執った学習塾も多い。各学校が突然の休校でまごついているなか、学習塾は次々とオンラインを活用した学習支援に乗り出した。

「先生!」(女児)
「どうしましたか?」(講師)
「算数の質問がしたいです」(女児)
「はい、わかりました」(講師)

 パソコン画面に映る5×5の25マス。それぞれに机に向かう子供の頭や横顔、手元、講師の顔を映している。みな黙々と勉強をし、質問があると講師に声をかけてネット上の別室に移動してマンツーマンの指導を受ける。

 これは都内を中心に教室を構える学習塾『スクールFC』の『ZOOM自学室』。無料で利用できるビデオ会議システム『ZOOM』を活用し、オンライン上の自学室を開設したのだ。出入り自由、利用時間も自由。学年ごとに決められた部屋にログインし、講師や塾生たちの姿を画面越しに見ながら自習に励む。

「わからないことは、手を挙げて講師に質問できるといった双方向のやり取りが可能です。初めての試みでしたが1日約200人の利用があり、生徒にも保護者にも好評です」(同塾代表・松島伸浩さん)

 これを受けて『ZOOM自学室』は継続。また、4月13日から通常の授業をライブ配信、録画配信などのオンライン授業に切り替え、自宅から学習が継続できる。

 東京・三鷹市にある子供の好奇心を引き出す学習塾『探究学舎』は3月2~20日まで平日は毎日YouTubeで授業を無料配信。生ライブには毎日子供たち3000人がアクセスし、大きな話題を呼んだ。探究学舎代表の宝槻泰伸さんは言う。

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン