国際情報

金正恩「重篤」説 太り過ぎの健康問題が北朝鮮最大のリスク

不穏な空気が漂う(写真/朝鮮通信=時事)

「金正恩・朝鮮労働党委員長が何らかの手術を受けた後、重大な危険に陥っている」──4月21日、米CNNの放った一報が世界を駆け巡った。

 韓国大統領府は「北朝鮮内部に特異な動向はない」と否定的見解を示したが、CNNの報道内容を裏付けるような情報は他にもある。

 北朝鮮情報サイト「デイリーNK」は4月20日、金委員長が密かに心臓疾患の手術を受け、厳戒態勢のもと別荘で療養中だと報じた。手術を受けたとみられる4月12日には、平壌市内でヘリコプターが離陸する様子や、金正恩氏の専用車が移動するのが目撃されたという。

 他にも新型コロナウイルス感染による集中治療説など、様々な憶測が飛び交っている。デイリーNKジャパン編集長の高英起氏が語る。

「(重篤説が流れた)ポイントは、4月15日(故・金日成主席の生誕日)に金正恩氏が錦繍山太陽宮殿を参拝しなかったこと。この日は毎年必ず参拝して労働新聞1面に出ていたが、今年はなかった。健康悪化説の発端です。

 真偽はまだはっきりしないが、傍目にも太り過ぎが明らかな正恩氏の健康問題が、北朝鮮最大のリスクであることに変わりありません」

※週刊ポスト2020年5月8・15日号

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