国際情報

北の新女帝・金与正氏は男勝りで好戦的か 韓国側も危機感

兄も頭が上がらない(時事通信フォト)

 4月末、北朝鮮の金正恩労働党委員長に浮上した重体説。各国で「すでに死亡」「脳死状態」と後追い報道が相次いだが、正恩氏の姿を北朝鮮メディアが報じ、騒動は幕引きに。この機に注目されたのが北の後継者問題だ。北朝鮮情報サイト「デイリーNKジャパン」編集長の高英起氏が語る。

「金正恩委員長に健康不安が残るのは事実。彼に万一のことがあった場合の後継者は、妹の金与正(キム・ヨジョン)しかないでしょう」

 党第1副部長を務める1988年生まれの与正氏は今年32歳。2015年に結婚し、1児を出産したとされる。

「2018年の平昌五輪では代表団を率いて初訪韓し、南北会談にも同行するなど、ファーストレディ的ポジションにあった。韓国では笑顔を振りまき、文在寅政権の高官からも好評でした」(高氏)

 鼻筋がきりりと通った“クールビューティ”。

「訪韓の際は微笑みが可愛らしいと好意的に報じられ、目尻を下げた韓国男性は多い」(韓国紙記者)

 だが、3月2日に北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射し、韓国大統領府(青瓦台)が遺憾の意を示すと態度は急変。〈青瓦台はまるで3歳児〉〈低能ぶりに驚かされた〉〈怖気づいた犬ほどよく吠える〉と金与正名義で挑発的な声明を発したのだ。

「酔って側近を叱責した金正恩を強く諫めたという話も伝わり、男勝りで好戦的な人柄が窺われる。彼女主導になれば偶発的な衝突の可能性もあると韓国側は危機感を強めている」(同前)

関連記事

トピックス

谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
列車の冷房送風口下は取り合い(写真提供/イメージマート)
《クーラーの温度設定で意見が真っ二つ》電車内で「寒暖差で体調崩すので弱冷房車」派がいる一方で、”送風口下の取り合い”を続ける汗かき男性は「なぜ”強冷房車”がないのか」と求める
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
「舌出し失神KO勝ち」から42年後の真実(撮影=木村盛綱/AFLO)
【追悼ハルク・ホーガン】無名のミュージシャンが「プロレスラーになりたい」と長州力を訪問 最大の転機となったアントニオ猪木との出会い
週刊ポスト
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン