あのお色気映画から50年、映画『ハレンチ学園』主演の柳生十兵衛こと柳生みつ子を演じた“スカートめくりのヒロイン”がグラビアに挑戦した。今回撮影のアザーカットに加え、50歳時の写真集『陽炎』のカットも収録したメモリアルなデジタル写真集『児島美ゆき 68歳、女ざかり』が各電子書店で好評発売中の児島が撮影を振り返る。
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みなさんお久しぶりです。前からグラビアで今の美ゆきを見てほしいとは思っていましたが、若い親友女子の彩ピーや撮影してくださった山岸伸さんからも「もったいないからやるべき!」と背中を押してもらったこともあり、この不隠な時期を一瞬でも忘れて「ニコッ」としていただきたくてやっちゃいました。
今年は『ハレンチ学園』が公開されて50年の節目でもあります。当時はブームの渦中にいたものの、初めての主役を務めるのに精いっぱいで周りを見る余裕のない18歳でした。そんな私にとって、29歳で出演した『北の国から』は転機になりました。
脚本家の倉本聰さんには、心の機微からくる所作など、役者としての基礎を手とり足とり指導していただきました。それがあったから今の私があるといっても過言ではありません。おかげでホステスのこごみは当たり役となりました。
たくさん年を重ねてきましたが、今もエステやストレッチは欠かさず、お酒は昔から一滴も飲めません。実は若い頃よりも今の方がおっぱいは大きいんですよ(笑い)。今はFカップ。これまで交際してきた男性には「きれいだね」っていつもほめてもらえました。