果たして、現在の安倍首相の健康状態はどうなのか。精神科医で国際医療福祉大学大学院教授の和田秀樹氏はこう見る。
「安倍さんが第1次内閣で総理を辞めたとき、私は鬱病の症状だと判断しました。体重が減少していたことや、目が涙目になっていたこと。その後の情報で安倍さんが“つらい”と漏らしていたことからも鬱の条件に合致しました。現在は痩せたように見えないし、涙目でもない。しかし、コロナ対策で緊張状態が続き、休日も会議。緊急事態宣言を1か月延長しなければならなかったことは強いストレスになる。こういうときに元気を失えば、リスクが高まる」
心配なのはコロナで体調管理が難しいことだという。安倍首相の一番のストレス解消法は大好きな外遊とゴルフとされるが、いまはその外遊もゴルフもできない。
※週刊ポスト2020年5月22・29日号