ネット上で集中攻撃を受けた方氏はSNS「微博(ウェイボー)」で、「私は国家主義者の非主流派による『ネットいじめ』の被害者だ」と訴えた。また中国誌『財新』(電子版)のインタビューでは、「殺害の脅迫を受け、自宅の住所をネット上で晒された」ことなどを明かしている。
中国共産党機関紙『人民日報』傘下の国産問題専門紙『環球時報』の胡錫進編集長は、中国政府が米政府との対立で苦しい立場にある中で、海外版を出版するのは「趣味が良いとはいえない」と批判。そのうえで、「結局は、最初に方方氏を支持した人々も含めて中国人が、欧米で同氏が得る名声のつけを払うのだ」と投稿すると、19万以上の「いいね!」が付いた。
このような批判的なコメントに対して、方氏は「武漢日記」で受け取る「印税の全て」を、「闘いの最前線で働き亡くなった医療従事者の遺族に寄付する」と宣言している。