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2020.05.13 16:00  週刊ポスト

高田文夫氏 楽しませ、悲しませてくれた喜劇人たちを想う

“昭和の爆笑王”林家三平54。最後まで私がつきっきりで台本を書いていた三波伸介52。あの急死には私が「びっくりしたなあもう」であった。東MAXの父・東八郎も52。おどろくなかれ「怒るでしかし」で漫才の天下を取った横山やすし51である。フルスピードの人生舞台だった。大阪の座長“松竹新喜劇”の名人・藤山寛美は60。志ん生の息子はふたりとも早逝で、いぶし銀・金原亭馬生が54、弟・古今亭志ん朝、ピッカピカのまま63で逝ってしまった。

 ここからはちと東京の笑芸マニアにしか分かりませんが、ポール牧は「指パッチン」で63、「ホンジャマーの帽子」で日芸の先輩、芸術家すぎた早野凡平50。とぼけたマジシャン伊藤一葉45、スターの四人麻雀などみごとなものまねを開発した佐々木つとむ40。他殺という悲しすぎる最後だった。

 生きていれば私と同世代なので色々話もできたのに。終戦直後という時代背景もあるだろうが「純情詩集」で爆発的に売れた歌笑、占領軍のジープにひかれ33で死去。私が今でも最も愛している喜劇人、八波むと志は37で交通事故死。子供だった私は涙も枯れはてた。

イラスト■佐野文二郎

※週刊ポスト2020年5月22・29日号

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