ライフ

老化の最大原因は「体のコゲ」 がんなどの重病の原因になる

実年齢より老けて見える人は要注意(写真/PIXTA)

 鏡を見るたびに、「なんだか、急に老けたかしら?」と、しわが気になる。気を取り直して本でも読もうとしたら、文字がかすんで見えづらい。ああ、私もついに老眼鏡デビューね――。実はそれ、ただの老化ではない可能性がある。

 いま、この記事を読みながら、眉間にしわが寄っていないだろうか。「苦労してきたから…」「字を読むときだけだから…」と、気楽に構えている場合ではない。

 フランスのトゥールーズ大学病院センター労働衛生学准教授のエスキロール氏の研究によると、眉間に深いしわのある人は、そうでない人と比較して、心臓病で死亡するリスクが10倍高くなるという。

 額の血管は極めて細く、動脈硬化の影響を受けやすいからだ。単なる肌の老化だと思っていたら、衰えていたのは頭の血管だった、ということもある。「実年齢より老けて見える」「短期間で急激に老化してしまった」と感じたときは、すでに命の危機にさらされているかもしれない。

 視力もまたしかり。

「老化で視力が低下しただけだと感じるかもしれませんが、糖尿病の可能性もあります」

 そう語るのは、二本松眼科病院の眼科専門医の平松類さんだ。

「糖尿病で血糖値が上がると、炎症によって血管が壊れます。そうして目の奥が出血することで、視力が下がることがあるのです」(平松さん)

 肌、目、口…顔に出る老いには、もしかしたら、思いもよらぬ恐ろしい病が隠されている可能性があるのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン