芸能

岸本加世子、大切な継父を介護中 充実の日々を過ごす

雨の中、笑顔の岸本加世子

「岸本さんは、ドラマの撮影が終わると、共演者との談笑もそこそこに、あっという間に帰ってしまうんです」

 テレビ局関係者がそう語るのは、岸本加世子(59才)のことだ。岸本は2019年4月から1年にわたって放送されたドラマ『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)に出演。このとき、彼女が急いで帰ることが現場で話題になっていた。

 交際相手がいるのか? 独身貴族に終止符を打つのか? と番組関係者の間では囁かれたが、別の理由があった。

「自宅で父親を介護しているんです。岸本さんはいま、弟さん一家と一緒に住んで、お父さんの食事の世話をしたり、デイサービスに行くのを手伝ったりしています。ただ、そのお父さんは岸本さんの実父ではなく、お母さんの再婚相手、つまり継父。岸本さんは実父以上に継父を大事にしているんですよ」(岸本の知人)

 高校1年生のときに芸能界入りし、美空ひばりさん(享年52)や樹木希林さん(享年75)にかわいがられた岸本。一見、順風満帆に見える彼女の人生は苦悩に満ちていた。

 岸本の母は出生時の事故によって脚に障害を負っていた。岸本の実父は家に生活費を入れずに飲み歩き、暴力をふるうこともあったという。

「岸本さんが小学生のとき、お母さんは岸本さんを連れて、静岡から身寄りのない東京へ逃げたんです。そして住み込みの仕事をしながら岸本さんを必死に育てたそうです」(前出・知人)

 岸本が小学生のときに母は再婚。その相手が、いま岸本と一緒に住んでいる継父というわけだ。

「再婚で生活が安定し、弟さんも生まれました。まさに新しいお父さんが、岸本さんとお母さんを絶望から救ってくれたんです。このとき岸本さんは、初めて『家族っていいな』と思えるようになったそうです。だからこそ、継父への感謝はいつまでも尽きないそうです」(前出・知人)

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