おしゃれにニットを着こなすミヌ(インスタグラムより)
◆実家の祖母は何を思うか
さらに韓国は儒教が深く根付いている。礼を重んじ、年長者を敬い家族を大事にするこの文化には、いい側面もあるが、男尊女卑という前時代的な思想もつきものだ。
「韓国では、日本以上に家庭内では男性の地位が上です。しかし、芸能界では綾瀬さんの方が知名度も収入も圧倒的に上ですから、結婚すれば完全なる“格差婚”。この矛盾が夫婦生活の障害になりかねないと、ふたりの周囲も結婚に対して大反対しているんです」(前出・ミヌの知人)
しかし、「格差」「周囲の反対」といった単語は古今東西、恋するふたりには、その恋をさらに盛り上げるための燃料にしかならないようだ。
「あまりに強い反対にミヌは結婚に躊躇しているというか、いまは少し冷静になっています。でも、綾瀬さんは“ふたりで決めたならそれでいい”と強い気持ちでいるようです。新型コロナも、ふたりの絆をさらに深めるきっかけになったようです」(前出・綾瀬の知人)
ただ、前述したように綾瀬には五輪の顔として果たさねばならない責務がある。
「五輪が仮に中止になったとしても、すぐに婚約や結婚を発表したら、まるで中止を待っていたかのように見えてしまいます。正解のない問題を解こうとしているような状況で、結婚まではかなり厳しい道だと言わざるを得ません」(前出・ミヌの知人)
そうしたふたりを、家族はどのように見守っているのだろうか。広島県の綾瀬の実家を訪ねると、農作業中の祖母が取材に応じてくれた。
「このあいだ(綾瀬の父親の)法事があったばかりだからしばらく家に帰って来ておったけどな~。あれが好きなようにすりゃあええけん。(結婚となれば)うれしいかどうか…そりゃあ、やっぱりうれしいじゃろうね」
人気ドラマ『愛の不時着』のように、障壁を乗り越え数少ない逢瀬のチャンスを密かに楽しむふたり。恋の物語の結末はハッピーエンドか、それとも…。
※女性セブン2020年7月16日号