8年連続Bクラスの中日と異なり、巨人は昨年5年ぶりのリーグ優勝を果たし、今季も好調なスタートを切っている。それでも、視聴率上昇の気配は見えてこない。
「昔、20%を取っていた頃はプロ野球中継が巨人戦のみでした。他球団のファンは途中経過を見るためにスイッチを付けていた面もある。それが多チャンネル化によって、巨人戦の数字が相対的に下がった。また、他球団は地元密着を進め、成果を上げているので、地域で高視聴率を取れる。一方、巨人は本拠地のある東京、関東地区にアピールしきれていないとも言えます」
かつて巨人戦の視聴率はプロ野球人気全体のバロメーターだったが、今はそうではない。地域密着型のチームが増える中で、巨人の全国区での人気にも陰りが見え始めているということか。はたして地上波で巨人戦の視聴率が上がる日は来るか。