「“いきなり胃カメラ”より、“まずは採血”のほうが心理的ハードルは下がります。多くの人に効率よく、必要な検査を受けてもらうために、ABC検診は有効な選択肢だと考えています。自治体が補助金を出している場合は1000円台、クリニックなどでも数千円の自己負担で受けられます」(水野医師)
検査が苦しい、つらいといった理由で胃カメラやバリウムを避けている人は、まず自分の胃がんリスクがどの程度かを知ることから始めるという考え方もあるわけだ。
※週刊ポスト2020年7月1日号増刊『週刊ポストGOLD 正しい健康診断』より