芸能

猫派感涙の曲『猫の惑星』誕生秘話を打首獄門同好会に直撃

『猫の惑星』は、その完成度と猫好きの気持ちを代弁した秀逸な歌詞に共感者多数

 バンド・打首獄門同好会の『猫の惑星』というミュージックビデオをご存じだろうか? 猫を飼ったことがある人なら共感できる歌詞と猫動画で、猫好きの心を鷲掴みにしているのだ。

 最初に動画に登場するのは、こたつの中で温まる猫。次はストーブ前を陣取る猫。洋服の上で寝転ぶ猫など、2小節に1動画を使った4分02秒の映像は、何度見ても飽きない。

──誰が猫好きなんですか?

「全員です。河本あす香(ドラム)は子供の頃から猫と暮らした経験があり、Junko(ベース)も猫飼い歴40年、ぼく(大澤敦史・ギター&ボーカル)は猫を飼った経験がなく、いまもバンドでツアーに出るため、まだ猫は飼えていません」

──『猫の惑星』の歌詞からは究極の自己犠牲と猫愛を感じますね。

「犬を飼っている人は群れのボスなのに対し、猫を飼っている人は永遠の下僕です。そして、この星さえ猫のもので、自分たちはそこに住まわせてもらっている、と。この考え方に、猫を飼っている人は、心底、共感してくれます」

 2015年発表の『猫の惑星』では、2018年11月~2019年5月まで猫動画の募集を実施。全国から寄せられた576本の中から歌詞にぴったりの動画を厳選してMVを制作し、2019年7月にYouTubeで公開。その完成度と猫好きの気持ちを代弁した秀逸な歌詞に共感者多数。いまも視聴は可能だ。

 猫派を唸らせる猫好きバンドの今後にも注目だ。

打首獄門同好会。右からドラムの河本あす香、ギター&ボーカルの大澤会長こと大澤敦史、ベースのJunkoの3人組

【profile】
◆打首獄門同好会(うちくびごくもんどうこうかい)/2004年結成。ドラムの河本あす香、ギター&ボーカルの大澤会長こと大澤敦史、ベースのJunkoの3人組。激しい音楽にクスッと笑える生活密着型の歌詞で『日本の米は世界一』など名曲多数。武道館公演も成功させ、農林水産省より「FANバサダーロック」も拝命している。

※女性セブン2020年7月23日号

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