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安倍政権を終わりに導く「官邸崩壊」の象徴的な4つの事件

スキャンダルも相まって一躍「時の人」に(時事通信フォト)

 安倍政治の終わりと新しい時代が近づいている。7年半。いつまでも続くように思えた「安倍一強時代」も、新型コロナ流行によって揺らいでいる。いまこそ、政治の中枢で何が起きているのか、私たちはしっかりと目に焼き付けるべきだ。安倍政治ときちんと訣別し、「新しい時代の政治」を選び取るために。

 そこでこれまでに起こった官邸崩壊の象徴的事件を4つ振り返ってみよう。

【1】黒川弘務・東京高検検事長(当時)“賭け麻雀”辞職

 ツイッターのハッシュタグ〈#検察庁法改正案に抗議します〉が約900万のリツイートをされるなど、多くの国民の反発を呼んだ。定年延長が強引に閣議決定された背景には、「官邸の守護神」の異名をとる黒川氏を特例で定年延長して留任させようとしたもので、森友問題をはじめとする疑惑からわが身を守ってもらおうとする安倍官邸の深謀遠慮があったといわれる。

 しかしそれは絶妙なタイミングでの“自粛期間中に賭け麻雀発覚”スキャンダルによって頓挫することになるのだが情報をリークしたのは、強引すぎる政権運営に反対だった官邸幹部だという説がある。要は、内輪もめだったのだ。

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