芸能

山田邦子と出演者・松井玲奈が語る朝ドラ『エール』の魅力

『エール』に出演、松井玲奈がいちばん好きなシーンは?(写真提供/NHK)

 新型コロナウイルスの影響で、6月27日から放送休止となっているNHKの連続テレビ小説『エール』。放送再開が待ち遠しいところだが、今回は古山音(二階堂ふみ)の姉・関内吟を演じる松井玲奈(28才)に、自分の役どころについて話を聞いた。

──吟のいちばん好きなシーンは?

松井:音から「私って強欲?」と相談されて、ズバリ「いまさら気づいたの? 強欲上等!」と言える吟の、人としての意志の強さが好きだな、と思いながら演じていました。音の口紅を奪ってしまうところは、幼い頃、音から口紅をとられたお返しにも思えて、楽しく姉妹で戯れ合っていました。(第9週)

──裕一(窪田正孝)と音の好きなシーンは?

松井:夜の音楽学校で裕一が音に「きみの夢はぼくの夢でもある」と伝えるシーン。ふたりの絆がさらに深くなり、愛のあるシーンだったと思います。(第10週)

──姉として音にひとこと!

松井:笑った音の顔が、愛おしくて大好き!

──義姉として裕一にひとこと!

松井:音楽と、娘の華ちゃんのことになると周りが見えなくなりがちですが、大きな愛を持っているかた。この先も素晴らしい音楽で多くの人を励ましてほしいです。

──これからの『エール』は?

松井:今後は、心温まるお話もありながら、徐々に戦争の色が濃くなっていきます。裕一さんの作る音楽がどのように時代にかかわり、描かれていくのか気になります。

【プロフィール】
◆松井玲奈/まつい・れな。1991年7月27日生まれ。SKE48、乃木坂46を経て現在は女優として活躍。NHK連続テレビ小説『まんぷく』にはヒロインの親友・敏子役で出演。

 さらに、朝ドラが大好きだという山田邦子(60才)にもコメントをいただいた。

山田:以前、出演させていただいたこともあって、朝ドラはずっと見ています。『エール』は笑っちゃうシーンと、心に刺さるシーンのバランスが絶妙ですね。きっと撮影現場の雰囲気がいいんでしょうね。できることなら私もドラマの中に入ってみんなと一緒に歌いたいくらい、大好きな作品です!

――好きな登場人物は?

山田:裕一と音はもちろんだけど、風間杜夫ファンとしては茂兵衛さんにもっと登場シーンを! 久志の歌声も大好きです。

―― 好きなシーンは?

山田:音が音楽学校を退学するとき環に「夢も子供も、夫婦で育てていきます」と言ったのがよかった。いつの時代も女性は子供と仕事や夢の狭間で悩むけど、両方取ると言い放った音は、人間として大きいと思いましたね。

――このあと気になることは?

山田:音が歌手としてステージに立てるのかどうか。華ちゃんがどんな子に育つのか。続きを楽しみにしているので、大変だと思うけど体に気をつけて頑張ってください!

【プロフィール】
◆山田邦子/やまだ・くにこ。1960年6月13日生まれ。タレントとして活躍するほか、女優としてはNHK連続テレビ小説『ノンちゃんの夢』『あぐり』などに出演。

※女性セブン2020年7月30日・8月6日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン