各府県の発表をもとに本誌作成

 児玉さんも7月21日のフォーラムで「大阪のミナミ」「福岡の中州」で感染が広がっていると指摘していた。一石さんは、28日に1日あたりの感染者数が21人確認され、過去最多を更新した沖縄にも注意を促す。

「『Go To トラベル』により観光客が増えはじめ、感染者が流入しやすい土地です。しかも、空港の検疫で逃げ出す人もいて、感染拡大が懸念されます。米軍基地でクラスターが発生したことも不安材料です」

 今後は地区ごとの対策も求められる。

「都市全体がエピセンターになるというより、大学など学校が多い地区、夜の街がある地区など、保健所単位で感染者の増減を見て危険度を判断する必要があります。たとえば東京は新宿区が圧倒的に多いですが、品川区はそうでもありません」(中村さん)

 震源地対策には、きめ細かな分析が必要なようだ。

※女性セブン2020年8月13日号

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