芸能

コロナによる外出自粛でブレイクした「第4次韓流ブーム」

“いま最も注目されるガールズグループ”といわれる『NiziU』

 いま、日本は「第4次韓流ブーム」に沸いている。火付け役となったのがドラマ『愛の不時着』と『梨泰院(イテウォン)クラス』で、ブームの決定打になったのがK-POPアイドルのオーディションに密着した『Nizi Project』といわれる。新型コロナウイルス感染拡大によって外出を制限され、テレビはもちろん、NetflixやYouTubeなどの動画配信サービスを見る時間が増えたことが追い風となった。

「韓流のことはよくわからない」という人でも、約15年前に社会現象を巻き起こした「ヨン様ブーム」は覚えているだろう。“微笑みの貴公子”が“おばさま”たちのハートを鷲掴みにしたあの当時が「第1次韓流ブーム」と呼ばれ、衰退と新たなスターの登場を繰り返しながら韓流ブームは形を変えてきた。

「スポーツソウル」日本版編集長を務める慎武宏さんは言う。

「最初に『冬のソナタ』でぺ・ヨンジュンがブレークしたとき、ちょうど日本では多摩川(東京)に出現したアザラシのタマちゃんが流行っていた。ぼくは正直、韓流ブームもタマちゃんのように一過性で終わると思っていましたが、続いて『宮廷女官チャングムの誓い』などのドラマが人気になって、東方神起などのアイドルグループも登場した。2012年に李明博大統領(当時)が竹島に上陸する騒動が起こると、一気に『嫌韓』が台頭しブームが冷え込みましたが、結局、見事にV字回復したことに驚きを隠せません」

 ヨン様ブームの時代から韓流を追いかけ続ける「韓国ウオッチャー」の児玉愛子さんは、この十数年で韓流ファンを取り巻く環境は大きく変わったと話す。

「『冬ソナ』時代は情報を集めるために韓流雑誌を買っていましたが、インターネットやSNSの普及で新しい情報を手軽に集めることができるようになりました。レンタルショップにDVDを借りに行かなくても配信サイトで気軽に楽しめますし、幅広い年齢の人がコンテンツに触れられるように変化を遂げました」

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
清武英利氏がノンフィクション作品『記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記』(文藝春秋刊)を上梓した
《出世や歳に負けるな。逃げずに書き続けよう》ノンフィクション作家・清武英利氏が語った「最後の独裁者を書いた理由」「僕は“鉱夫”でありたい」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン