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パチスロライター水樹あや 6号機時代の「専業」実態を報告

ローリスク・ローリターン時代へ

 では趣味でパチンコ、パチスロを打ってお小遣いを稼いでいる人とパチスロ専業との違いは一体何なのかというと、専業という文字通り「パチンコ、パチスロだけで生計を立てることができる人」と定義できるかと思います。

 言葉にすると簡単なように思えるのですが、そんなことはありません。当たり前ですが、生活するためには毎日パチスロで勝たねばならないのです。そして現代のパチスロ専業は、なろうと志しても、実際になれる人はごくわずかです。

「パチスロだけで生活できる人はわずか」と話す水樹あや

「パチスロだけで生活できる人はわずか」と話す水樹あや

 なぜそれだけ難しいのかというと、現代のパチスロは「6号機時代」に突入しており、
昔のパチスロ機とはまったく性能が異なっていることが一因になっています。

 私は5号機世代なので4号機時代に詳しいわけではありませんが、今よりはるかに高い出玉性能を持っていたのは確かです。その代わりに投資スピードが早く、“ハイリスクハイリターン”な時代でした。

 それが5号機、6号機と徐々に出玉性能が全体的に低下し、その代わり投資スピードが緩やかになった。つまり“ローリスク・ローリターン”の時代になりました。それに比例して、1日あたり得られる収入が下がってしまい、パチスロで獲得したお金だけで生活するのが難しくなっているのです。

 家賃を支払うことが難しくなった人、彼女に誕生日プレゼントさえも買ってあげられず、心が折れて引退した人。4号機から5号機、5号機から6号機への移り変わりで出玉性能が落ち「普通に働いた方が稼げるんじゃないか」と思って引退した人。そんな方がたくさんいるのではないでしょうか。

 しかし、実際にはパチプロは絶滅していません! 多少出玉性能が低下したぐらいではパチプロを駆逐することはできないのです。それどころか、厳しい変化を乗り越え進化しています。例えるなら、「ピカチュウ」が「ライチュウ」に進化するように。

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