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コロナ感染者の家族を隔離する、自宅内「陰圧室」の作り方

コロナウイルスから身を守る具体的な手筈は(写真/AFLO)

 感染拡大の歯止めが効かない新型コロナウイルス。現在は、家庭内感染が増加しており、おうち生活においても、充分な感染対策が必要となっている。

 感染防止において、重要なのが換気だ。家庭内でも、換気に最大限の注意を払いたい。坂根Mクリニック院長の坂根みち子さんは、こう話す。

「家庭内感染を防ぐには、空気の流れをよくすることが大切です。今年の夏は猛暑のためエアコンをつけっぱなしにしたままでも、室内の窓を2か所ほど開放すれば、部屋全体の空気が常に入れ換わって感染リスクが下がります」

 もしも、家族の中に新型コロナウイルスの感染者がいて、自宅療養となっている場合はさらなる警戒が必要だ。国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんがアドバイスする。

「可能であれば、別室に隔離することが望ましい。自宅療養者は食事を完全に別にして、お風呂は最後に入り、ゴミ袋もほかの家族と分ける。衣類の洗濯も個別に行い、洗濯をする人はマスクと手袋に加えてゴーグルを着用します。ドアノブや手すり、便座、リモコンなど自宅療養者が触ったものは必ずアルコールで清掃しましょう」

 自宅を改装して「隔離部屋」を作るとさらに効果的だ。

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