雑誌の口絵に載っていた
チャーハンが大好物というチコちゃんは、中国料理に関するお題が多い。
「なんでシューマイの上にはグリーンピースが乗ってるの?」(2019年9月6日放送)というギモンにはこう答えた。
「イチゴのショートケーキのマネをしたから~!」
番組によれば、昭和29(1954)年に全国の小中学校で給食が始まった際、開発担当者がメニューを魅力的にするため、ショートケーキのイチゴトッピングを真似て、シューマイにグリーンピースを乗せたのが始まり。
近代食文化研究会は、この答えもボーっと聞き流さない。すかさず「戦前から『緑豆オン焼売』は存在したんだよ」とツッコミを入れた。
「昭和2(1927)年生まれの作家・吉村昭は少年時代を振り返ったエッセイで、日暮里で食べた屋台の焼売に青えんどう豆(グリーンピース)が乗っていたと記しています(『吉村昭自選作品集 別巻』)。また焼きそば研究家の塩崎省吾さんの指摘では、昭和6(1931)年に発行された雑誌『婦人倶楽部』の付録の口絵でも、シューマイにグリーンピースが乗っています」(近代食文化研究会)
番組内で答えを解説した前出・斗鬼氏は言う。