■元日産自動車会長・カルロス・ゴーン
「自動運転技術導入について」(2014年7月17日)
「シニア世代に魅力ある車を提供したい」と2020年の実用化を目指す自動運転技術の開発ロードマップを公表した時の会見。しかしその後、計画が進んでいた2018年11月に金融商品取引法違反で逮捕。翌年6月に会見予定も、家族の強い反対でドタキャン。年末にレバノンへ逃亡し、日本の司法制度に大きな衝撃を与えた。
■元巨人代表・清武英利
「渡辺恒雄会長について」(2011年11月25日)
11日に記者クラブで会見を開き、コーチ人事に不当な介入を行なったとして渡辺恒雄・巨人球団会長を批判、1週間後に球団代表を解任された。この日の会見では、A4サイズ13枚の声明文を配布。11日の会見前に渡辺会長から電話で、「君は破滅だぞ。読売新聞と全面戦争になる」と恫喝されたと明かした。
■野村沙知代(野村克也夫人)
「衆院選出馬について」(1996年10月4日)
新進党の目玉候補として東京5区から出馬。尖閣諸島や竹島の領土問題について聞かれると答えに窮した。コロンビア大学への留学歴を公表するも、3年後に学歴詐称を疑われ、浅香光代らに公職選挙法違反で告発される。嫌疑不十分で不起訴になるも、夫の野村克也はのちに「サッチーの履歴は全部ウソ」と告白。
■籠池泰典・諄子夫妻(森友学園元理事長・副理事長)
「補助金詐欺事件裁判での有罪判決について」(2020年2月26日)
泰典氏は国会で証人喚問のあった2017年3月も含め3回目の会見。補助金詐欺事件で有罪判決を受けたことへの抗議を表明。「保釈金も用意したのに3日間拘置所にいた。ファイティングスピリットを失わせるためで、大きな人権侵害だ」と検察を批判したが、取り上げる媒体は少なかった。