「たとえば芸能界で不倫騒動が起きると、“ご意見番”的な枠割として石田さんにコメントを求めるメディアも多い。ひな壇系のトーク番組などでも不倫に関する話題があれば、キャスティング会議では間違いなく石田さんの名前が挙がるはず。つまり、過去の騒動をうまく今の仕事につなげているわけです。石田さん自身も、その部分は十分に理解しているように見えますね。だからこそ、何があってもマスコミにはしっかり対応し、つねに忘れられないようにしているのではないでしょうか。頻繁に芸能マスコミに登場することで、“スキャンダラスだけで物腰が柔らかで親しみやすい”という特異なキャラクターを確立したのだと思います」
昨今の石田は、企業の記者会見イベントのゲスト出演も多い。
「石田さんは、定期的にワイドショーを賑わすタレントさんなので、つねに何らかの話題性がある。会見をいろいろな番組やネットニュースに取り上げてほしい企業が、つねに芸能マスコミのネタにされている石田さんをゲストに起用するのはとても自然なことですね」(大塚氏)
そんな石田だが、コロナ感染以降は仕事が激減しているという。
「そもそも今はコロナ対策で企業の会見イベントそのものが減っているという現実もある。バッシングがなかったとしても、石田さんの仕事の減少は避けられなかったのではないかとも考えられます。しかし、裏を返せば、今話題になっておけば、コロナ収束後にイベント開催が増えたときに、石田さんの出演が増える可能性もあるでしょう。そういった計算もあったうえで、石田さんは週刊誌の直撃取材に答えているのかもしれませんね」(大塚氏)
叩かれるだけでは終わらないのが石田純一。さすがは、長年ワイドショーのネタになり続けているだけある。