クイズ番組を担当した経験を持つ民放局員が、伊沢と松丸が突出する理由を分析する。
「伊沢さんはクイズノックで東大生タレントをプロデュースするほか、クイズ問題の作成ができる人材にも顔が広い。松丸さんも謎解きクリエイターとして、その場のひらめきで解ける問題を提供している。2人とも回答者、タレントとしてだけでなく、制作プロデュース側に回ることで成功につながった」
そんな中、8月12日に松丸が自身のSNSに投稿した内容が、関係者を騒がせた。『東大王』の番組に、松丸が考案したクイズ問題が“パクられている”と主張したのだ。
〈前々からそういう“意図してパクる”作家さんが業界にいることを聞いていたし、何度も僕らはやられてるので絶対に許せないと思って発言してる。意図してパクるのダメ、絶対〉(同日のTwitterより)
伊沢らクイズノック人脈が中核を担う『東大王』への“物言い”だけに、騒動の行方に注目が集まっている。
松丸はイケメン秀才としても有名だが、『東大王』にも“対抗馬”となる存在がいる。
「砂川信哉さん(25)は、ミスター東大ファイナリストの肩書きで売り出しており、クイ研に所属していない。クイズの実力はこれからですが、将来性を感じます」(前出クイ研OB)
東大生タレントたちに求められているものは必ずしも「クイズの実力」だけではないようだ。
※週刊ポスト2020年9月11日号