一方、菊池は昨年11月、経済産業省の新原浩朗・経済産業政策局長(61)と再婚。アイドル時代から所属し続けてきた事務所からの独立劇にはその影響も無視できないと言われている。
「母校の戸板女子短期大学の客員教授としてキャリア教育に関する教鞭をとるなど、“有識者”として扱われる機会が増えている。エリート官僚の妻という付加価値もあり、文化人的活動を中心にしていくために独立したと見られています」(前出・スポーツ紙記者)
近年は懇意のマネジャーに付いて行く形で退所、独立するケースもあり、前出の草なぎ、香取、稲垣の3人はその代表例と言える。
「2009年に事務所を移籍したお笑いコンビ『くりぃむしちゅー』の上田晋也(50)と有田哲平(49)もそう。敏腕女性マネージャーに付いて行き、大手事務所から独立しました。それまでの手厚い保障を捨てて新天地を目指すというのは、相当な覚悟とマネージャーへの信頼がないとできません」(別のスポーツ紙記者)
信頼できる同僚たちと独立して起業するという、一般企業で見られるこの「運命共同体」的退社劇は、芸能界でも同じ形で繰り返されてきた。
※週刊ポスト2020年10月9日号