まずは「家庭内なかよし別居」から
とはいえ、いざ実際に「なかよし別居」となると、住まいはどうするのか、生活費はどうするか、といった問題に直面する。本格的な別居に二の足を踏む場合は、まずは部屋を分けてみる「家庭内なかよし別居」や、実家に居場所をつくる、アパートを借りる……などの「おためし別居」生活を気軽に試してみることを登美さんはすすめている。
「別居を計画するときは、あんなこともしたい、こんなこともしたいと、ぜひワクワクした気持ちを持ってください」と登美さん。大切なのは、夫婦がお互いに干渉せず、自分の時間と空間を確保すること。現実的に可能な範囲で「なかよし別居」の環境を整えていけばよいのだ。
夫婦間のストレスが増え、別居や離婚が頭をよぎるようになったら、夫婦関係が破綻する前に、新しい夫婦の暮らし方「なかよし別居」を選択してみてはいかがだろうか。夫婦仲がより深まるのはすでに実証済みである。