鉄矢さんがトラックの前へ飛び出してから28年ぶりの再会
怖い怖いと言いながらも角川監督を慕い、現場では昔話に花も咲いたとか。
「『スローなブギにしてくれ』は監督ではなくプロデュース作品でしたが、角川春樹がキャンペーンで全国ツアーをするというので、ものすごい数の媒体が集まってくださったんです。
キャストや監督などそれぞれが別の場所で1日三十数社の取材を受けて夕ご飯に集まるという生活を3か月ほどしていたのですが、1週間ほど経った頃かな、あまりの忙しさに“みんなお友達!”みたいなおかしなテンションになってきまして(笑い)。最後の1人がお店へ到着する前に全員が椅子の下や押し入れにかくれんぼをして“わぁーっ!”と驚かしたりしてた。
角川監督がガキ大将で悪友の仲間が集まって遊んでいるみたいなノリでね。“あのときはみんなばかでしたねぇ”と言ったら、監督も“う~ん、いちばん覚えているよ”なんて笑っていましたよ。あははは」
昨年には最高視聴率36.7%を記録した『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)で相手役を務めた武田鉄矢と『水戸黄門』(TBS系)で共演を果たすなど、懐かしい再会が続いている。
「鉄矢さんがトラックの前へ飛び出してから28年。別の俳優さんとは40年ぶりの再会もあったんですよ。怖いよねぇ(笑い)。でも同じ業界にいても実際はなかなか会えなかったりするものなので、こうして再びご一緒できるのはやっぱりうれしいですし、長く女優を続けられたご褒美でもあるのかな」
来年は俳優デビュー45周年。これまでの歩みを振り返りながら、浅野は女優として生きる喜びを味わっていた。
※女性セブン2020年10月22日号