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2020.10.12 07:00 女性セブン
最強の昭和ポップスは? アン・ルイス『ラ・セゾン』の凄さ
さにー:たしかに(笑い)。9位は中森明菜さんの『飾りじゃないのよ涙は』です。
半田:あれ?『十戒』じゃないの?
さにー:私が昭和ポップスに目覚めたきっかけは『十戒』ですが、楽曲として好きなのはこっちなんです。というのも、曲を井上陽水さんが提供していて、それまで虚勢を張りたいツッパリと、女性的な弱さを見せるバラードを行き来してきた明菜さんの魅力が、この曲で初めて融合して、本物の明菜さんを引き出したと感じるからです。
半田:なるほど〜。
さにー:8位の村下孝蔵さんの『初恋』は、放課後に、校庭にいる初恋の人を見ていた過去が私にもあって、ギャップを感じずに情景が浮かびます。よく、好きな歌手のいちばん有名な曲は、ファンから人気じゃない現象ってありますが、この歌はやっぱり私、大好きなんです。
7位は『SEPTEMBER』。竹内まりやさんって最近、シティーポップの女王といわれることが多いですよね。私はシティーポップって、歌詞がおざなりになっている気がしてあまり聴かないのですが……。
半田:サウンド志向だからね。
さにー:はい。ただ、この曲は、松本隆さんが作詞、林哲司さんが作曲で、“からし色のシャツ”など、インスタ映えする情景をイメージさせる。竹内さん自身もすごく大事に歌っている気がして、歌詞がすごく入ってくるんです。
半田:以前、歌謡曲とそれ以外の違いを聞かれて、違いは曲調じゃなく、職業作家が作って歌手が歌うのが歌謡曲と答えたことがあるんだけど。この曲はまさにそれ! 職業作家は、音楽ビジネスの土壌を豊かにする専門家なので、各社から依頼された以上はプロとして、アンテナの感度を上げる必要があったと思うけど、この曲は、彼らの感性と竹内まりやさんの歌声がバッチリマッチしている、成功例だと思いますね。
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