●温水洗浄便座っていろいろあるの?
温水洗浄便座には、タンクで水を温めるタイプの貯湯式と、タンクがなく使用のたびに水を温める瞬間式がある。貯湯式はシンプルな構造のため便座自体の値段は1万円台(※女性セブン編集部調べ)だが、常に水を温めている状態なので電気代は月々約318円かかる。一方、瞬間式は便座の値段は3万円台(※同)と高めだが、使うときだけ水を温めるので、電気代は月々131円と割安に(日本レストルーム工業会試算より算出)。
●トイレットペーパーのシングルとダブル、それぞれのメリットは?
ダブル(2枚重ね)の全長は平均30mで、シングルは平均60m。全国家庭用薄葉紙工業組合連合会の調査によると、大便の場合、シングルは1ロールで約33回分、ダブルは約21回分とシングルの方がお得に。
「使い心地などを考えると一概にはどちらがいいとは言い切れません。シングルは1枚でしっかり拭けるよう紙に厚みがありますが、ダブルは重ねた間に空気を含ませ、使い心地のいいように仕上げているものが多いですね」(前出・大王製紙・マーケティング部)。
●みんな、1回にどのくらいトイレットペーパーを取ってるの?
日本レストルーム工業会が2016年に15~88才の男女2310人に調査したところ、一回あたりに取るトイレットペーパーの長さでいちばん多いのは、0.25~0.5m。平均は0.80mで、ペーパーを重ねて拭く人は、温水洗浄便座使用者で約8割、未使用者でも約7割だった。重ね枚数は4枚が最も多く608人だった。
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2020年10月29日号