芸能

タモリ倶楽部「空耳アワー」復活 名物コーナーになった背景

約半年ぶりのコーナー再開(時事通信フォト)

 根強い人気を誇る深夜番組『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)の名物コーナー「空耳アワー」が、約半年ぶりに復活する。シンプルなコンセプトで視聴者の笑いを誘うその内容は、お笑いの歴史にどんなインパクトを与えてきたのだろうか。

 1982年から放送が開始し、すでに40年近くの歴史を誇る長寿番組として知られる『タモリ倶楽部』。タレントのタモリが司会を務める“脱力系”の番組内容は、多くの熱狂的なファンを生み出してきた。中でも「空耳アワー」は同番組を代表するコーナーの一つと言ってもいいだろう。

 もともと「あなたにも音楽を」と題したミニコーナーとして1992年4月からスタート。映像と音楽のシュールな組み合わせで笑いを引き起こすという企画内容だったものの、このとき番組スタッフがアメリカの著名なファンクバンド・EW&F(アース・ウィンド・アンド・ファイアー)の楽曲「Getaway(ゲッタウェイ)」の英語歌詞“I Know We Can”が“青森県”と聴こえることを発見したのである。

 同1992年7月には「空耳アワー」と改題して現在と同様のコンセプト、すなわち視聴者から投稿された「まるで日本語の歌詞を歌っているかのように聴こえる洋楽」をシュールな映像とともに紹介するという内容になっていった。司会者としてタモリが出演するほか、イラストレーターの安斎肇が“ソラミミスト”としてコーナーの進行役に参加し、この二人の脱力感あふれるやり取りも人気を集めていった。

 そんな「空耳アワー」だが、コロナ禍のなかの今年4月に突如としてコーナーの休止を発表。約半年の沈黙を経て、10月30日と11月6日に「新作・名作たっぷり出します! 帰ってきちゃった空耳アワー復活祭」と題して復活することになったのだ。女優の松たか子と歌手で俳優の星野源がゲスト審査員として出演するほか、モデルの市川紗椰も出演する。

関連キーワード

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン