「ウサマ・ビンラディン氏の姪であるヌール・ビンラディン氏が『バイデンが勝てば第2の9.11テロが起きる』とツイッターに書き込んだのです。ミリシアの暴動をほのめかしたもので、大げさな表現になっています。しかし、イスラム過激派のアメリカに対する怨念はバイデン政権になっても変わらない。どちらが大統領になっても、テロとの戦いの旗は降ろせません」(浜田さん)
インターネット上では、トランプ大統領がクーデターを起こすのではないかという見通しもあるが、クーデターを成功させるには軍を動かす必要がある。軍の中立性は国家の基本であるため、トランプ大統領の暴走で動く可能性はほぼないだろう。
「ただし、最高齢の大統領となるバイデン氏は、年齢的な問題から1期4年しかやらないと公言している。1期しかできないことは政治的に不利な部分もあり、強い大統領にはなれないだろうとみられている。政権が変わってからも、政治的に混乱するのは間違いないでしょう」(中岡さん)
一触即発の事態は、少なくとも年内は続きそうだ。
※女性セブン2020年11月26日号