プライベート感覚の個人経営店が人気
また、小規模の美容院などは個人が運営しているようなお店も多く、安心感があると人気になっています。
私が通っている住宅街の美容院も2人だけで経営しているところで、お店に行っても他のお客さんはいないか、いても1人だけなので、リラックスできます。プライベート感覚のあるお店には足が向きやすいのか、最近は表参道の大型店に通うのをやめた近所の女性たちが来訪するようになり、予約が取りづらくなってきました。
同様に、限定1組だけを受け入れる料理店やペンションなども、コロナ流行下の現代では最高のおもてなしと言えるでしょう。たった1人のためだけにコンサートを開くアーティストも何組も出てきています。こうしたスペシャルなプランは赤字の場合が多いかもしれませんが、手厚いもてなしを受けた客は、今後も熱烈なリピーターになるのではないでしょうか。
自宅でひとりカラオケに鍋宅配
また、ゲーム機やスマートフォンのアプリを使い、自宅でひとりカラオケを楽しむ人も増えています。
これらカラオケソフトは月額課金制で有料ですが、私が使っているアプリは14万曲歌い放題で採点機能もついて月額わずか250円と、カラオケボックスより安いのです。マイクで歌うと大きな音になってしまうため、マイクにかぶせる消音カバーがあるのですが、これもあちこちで売り切れになっている状態。今後はオンラインカラオケ大会や有料歌唱指導サービスができたら、なお嬉しいです。
コロナ禍で定番になった宅配ビジネスでは、調理済みのメニューだけでなく、ミールキット風のものが出てきました。鍋の具材を宅配してくれる店舗もあるのです。人気のお店のもつ鍋を自宅で味わえるなんてワクワクするし、家族でも楽しめてありがたいです。
新型コロナウイルスは第3波が襲ってきて、再び自粛ムードになりつつあります。今後もしばらくの間は、個人的に楽しむことへの需要が続くと思われるので、それに沿った新たなサービスがどんどん生まれてくることでしょう。