中華料理店で食事

中華料理店で食事

「この旅館は竹内さんにとって特別な場所で思い入れも強い。でもここ4~5年ずっとトラブル続きだったようです。長年、竹内さんのお兄さんが旅館を切り盛りしていたんですが、従業員とのトラブルや経営不振の責任をとる形で辞任。竹内さんの姪っ子のお婿さんが引き継ぐ形になったのですが、それも長く続かず……。

 竹内さんは金銭の支援はもちろん、実質的にはオーナーのように再建に向けて力を注いでいました。彼女の尽力があり、旅館は立て直しに成功。いまは以前にもましてにぎわっている状況です。今回のことで金銭や相続にまつわることなど煩わしいことも多かったようですよ。娘さんが旅館の役員に就任したり、老後についても改めて考えるきっかけになったようです」(前出・竹内の知人)

 還暦をすぎて直面した実家の旅館トラブルとその解決。さらに一人娘の自立も重なった。

「娘さんも30代半ばをすぎて仕事も充実しているようで、本当に安心してみていられる年齢になったんだと思いますよ。娘さんは若いときは、両親の影響を受けて、音楽に夢中になり、バンドを組んでいたりもしましたが、美大の日本画科を卒業後、イラストレーターに。最近は個展を開くほどで、作品を精力的に発表しています」(前出・竹内の知人)

 竹内と同様、山下も最近はひとりの時間を楽しむことが増えたという。

「記念日などは一緒に過ごしますが、それぞれ飲みに出かけたり、趣味に費やす時間については干渉しなくなっていったようです。そんななか、新型コロナも重なり、竹内さんの中で“もう一度表舞台でたくさんの人に自分たちの音楽を届けたい”という情熱がふつふつと湧いてきたようです」(前出・竹内の知人)

 11月下旬の夜、都内の高級中華料理店にふたりの姿があった。お互いにモノトーンの服装で、旬の上海蟹などを味わったという。

 65才で転機を迎えた竹内。夫婦のかたちは永遠に同じではない。変化しながら、その絆を深めていくのかもしれない。

※女性セブン2020年12月10日号

背が高くスラッとした竹内(右)

背が高くスラッとした竹内(右)

振り返り声をかける竹内

振り返り声をかける竹内

夫・山下達郎との間柄を「大親友」と表現した

夫・山下達郎との間柄を「大親友」と表現した

互いにモノトーンの服装

互いにモノトーンの服装

関連キーワード

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン